ブラック企業は社員洗脳企業!ということを頭にたたきこんでください!とある女性は学校を卒業するにあたり「経理・総務」で仕事を探していました。
希望通りの職種に就いたかと思ったら、待っていたのは研修期間という名のブラック営業でした…。“私が就きたかったのは本当にこの仕事なのか”“自分のやりがいをこの会社で見出せるのか”と、自問自答を繰り返す日々だったそうです。
ある日、自分の営業能力に限界を感じ辞職することを決意しました。彼女は意を決し、上司に報告します。「仕事を辞めさせてください。」そして固まる彼女の上司。はたして彼女は無事にブラック企業から自由を勝ち取ることはできたのでしょうか。
低待遇・高ノルマ。私の応募した仕事はこれではなかったはずなのに…!
精神的にお手上げ状態になるという体験を、私は以前勤めていた会社で痛感しましたので、私のブラック企業体験談をお話しします。
私が新卒でお世話になった会社は、健康食品会社でした。本社は横浜で私の住んでいる地方に支店があり、支店での総務・経理の内定を頂いたため、意気揚々と社会人デビューに臨んでいきました。
ところが入社して最初にされた話が、経理や総務の業務を行う前に研修期間があるということ。テレフォンアポイントのノウハウを3日間叩き込まれ、飛込みの電話営業の業務指令を言い渡されました。おまけにノルマまで過剰に課せられており、達成しない場合は残業代不支給です。
規定では月のうち5日は休日でしたがあってないようなもの、タイムカードも同様でした。それから2年経っても業務内容が本来の希望する部署には戻らず、ついに直談判をしてみましたが帰ってきた返答は「経理・総務は本社がするから当支店には必要ない。」という返事でした。
この会社では私の本当にやりたい仕事の技術を磨けないと判断しその場で退職の意向を示すと上司は激怒しました。そしてこう言い放つのです。「お前みたいな営業もまともにできないやつを、他の会社が使ってくれる訳ないだろう。」と。
当初私はあまりにもショックであると当時にここ数年間の自信を粉々に砕かれました。結局退職の意向は4度ほど上司に伝えましたが、一度も受け取られることがなく、最終的には本社へ退職届を書留で郵送するという結末に至りました。
退職が決まってからは「こんなにいい給料もらえると会社なんてないぞ。」「もう一年頑張ったら本部へ斡旋しようと思っていた。」などと言われました。
今ではもっと早く自分の目指すべき職種へ方向転換していれば良かったと後悔しています。現在は、違う優良企業にて総務秘書を行っており、充実した毎日です。前職では散々貶されましたが、今の私は正当な評価を受け毎日意欲的に業務をこなしています。
退職を考えたら後々のことを考えてステップアップしていこう!
まず、今の職種が本当に自分がやりたいお仕事なのかを自分に問うところから始めると良いと思います。やりがいを感じているかどうか。その職種が好きかどうか。自分が希望する職種でなければ続けていくことは至難の業です。
自分の好き嫌いを封印しなくてはいけなくなります。もし、嫌い又はほかにやりたいことがあるなら、チャンスは今掴みにいった方が良いと覆います。
3年後、5年後には間違いなく今よりもっとシビアな現実が待っているはずです。転職したくても経験がなくて出来ない、希望する人間が多く飽和状態で、入る隙間のない職種もありますから。次に、上司などから投げつけられる「この会社を辞めて、他に雇ってくれる会社はない。」という言葉は間に受けないことです。
その言葉自体がパワハラだと思います。もし次にステップアップしようとする人が誠実で、努力家で、思いやりのある人間ならば、必ず次の仕事先は見つかります。