派遣社員として勤務していたところ、正規社員とは違うので、私が大事な書類をもっていくと、正規社員の方から承認印を頂けなかったり、少しでも責任のある仕事に関しては、私にはまかせてもらえなかったりしました。
自ら派遣社員としての勤務を選んだので、こういうことは仕方ないかなと思いましたが、少し、仕事のやりがいとかは悲しくもその時は感じられませんでした。
私は営業事務として勤務していたのですが、営業さんからの依頼されている事務作業とか見積もり、契約書の作成業務があったのですが、すこしでも間違うと大変なことになり、更新もしてもらえなくなるんじゃないかとドキドキしていました。更新月には常にドキドキしていました。
あるとき、私が取引会社の請求書の宛名のフロア数を間違えてしまった時に、大問題となりました。そのときは、担当の営業さんも最終チェックをして、OKが出たので発送となったのですが、確かに間違えたのは私なのですが、営業さんもチェックをしたのに、私だけの責任になったのはすごく嫌な思いをしました。
その営業さんもそのミスに対しての会議で、派遣社員のミスなのでといういい方をしたのがすごくショックでした。結局私のみのミスになってしまい、もうクビかなと思ったのですが、減給のまま在籍はできるようになったのですが、その営業さんのことはもう信じることができませんでした。
このまま仕事を続けているのもやりづらいなとは思ったのですが、その事以外は、やりづらさは感じつつもそこまでではなかったので、やめることはしませんでした。しかし、正規社員の中では派遣社員には責任がかかるような仕事はまかせられないという考えはあると思います。
少しでもミスをしたときは全て派遣社員のせいにする人もいます。それは会社が違うため、いいやすいというのもありますし、契約更新しなければその派遣社員はくびになるからという考えを持っている人もいなくはないです。
なので派遣社員という雇用形態はやはり常に不安定さはつきまとうと思います。それに正規社員から残業をそこまでしなくていい派遣社員は妬まれたりもありました。先に帰れていいねという言葉は何回言われたかわかりません。会社側も残業代が嵩む派遣社員はすぐに帰らせるのです。そういったことも正規社員と派遣社員の溝なんだなと思いました。
非正規雇用には責任がある仕事は任せてもらえない!
正規社員は責任がある仕事を任せられて、仕事に関してのやりがいはありますが、責任がある仕事ということで、精神的にも肉体的にも辛い場面は多々あります。
その点、派遣社員は、責任のある仕事はまかせてはもらえないので、やりがいといった点ではそこまでないかもしれません。あとなんといっても派遣社員は不安定さはあるといったことをちゃんと考えて雇用形態を選ぶことも必要だと思います。