最近よくブラック企業という言葉を頻繁きくようになりました。ブラック企業と検索して出てくるのが必ず、介護職です。私も以前、介護職についていました。
ただ一つの施設にしかいなかった為、そこがはたしてブラック企業だったのかなんともいえません。ただ世間でいうブラック企業の特徴というものに、ほぼ当てはまっていました。当たり前のサービス残業、休日出勤、給料が安い、当然ボーナスなし、もちろん退職金はなし、人間関係が劣悪。ただ給料が安いというのは、それをわかっていて入社したためその事に会社には責任はないとおもいます。
また人間関係が劣悪なのも、人間関係が良好な職場などないとおもっています。人が集まれば必ず好き嫌いはありますし、派閥がうまれます。学校なら嫌いな人とはつきあわなければ良いです。気の合う仲間とだけ一緒にいれば良いのですが、社会にでるとそうもいっていられなくなります。むしろ苦手な人、嫌いな人とのつきあいが多くなってきます。
介護においては、チームプレイが求められてきます。嫌な人とも呼吸を合わせていかなければなりませんが、当然あわせることができないことが多いです、その事でさらに人間関係が悪くなり職場の雰囲気も悪くなってきます。またサービス残業、休日出勤に関しては、単純に人手不足により、どうしてもそうなってしまいます。
何処の施設でも人手不足は否めません。新しい人が入ってきても、誰かがやめてしまいます。やめ待ち、と私たちはいっています。正直、スタッフは皆、限界のところでやっています。辞められるものなら直ぐのでも辞めたいです。それができません。ただでさえ人手不足で困っているのに自分が辞めたらどうしようもなくなる、別に会社のため、同僚のためではないのですが、変な責任感をかんじてしまうんですね。
私も3年間でギブアップしました。辞めるのに半年以上かかりました。当時は会社を恨んでいたし、同僚も許せなかったですが、今は考え方がかわりました。誰が悪いかと考えてみると、皆が悪いです。会社もスタッフも私自身も、誰も仕事場のやり方を変えようと動かなかったからです。
ブラック企業での経験があるから成長できた
介護職をやめて、ふり返り色々と考えてみました。そして介護職に従事したことにはまったく、後悔はしていません。むしろ感謝しています。人間として大きく成長できましめたこた。ただ辞めたことも後悔はしていません。もう二度と介護職にはいかないとおもいます。