個人病院でしたが、古くからある病院で、入院設備もあり、ベット数は30以上の中規模病院にパート勤務しました。
採用時より、なかなか退職者が出ないので、正規雇用の道はないかもしれないと言われていたので、退職者が出ないなんてよっぽど働きやすい病院なんだ。と思っていましたが、少し働いてすぐ分かりました。
正規雇用の看護師は、仕事しない。ほとんどパート勤務者が仕事をこなしていました。「ごめ~ん。しといてくれる?」と、自分たちはほとんど詰所で座っていました。
自分たちの失敗はかばい合い、自分たちの良いように勤務を組み休みを付けて、有給休暇も完全消化するのに、パート勤務者が欠勤して有休をあててくれるように言うと、「有休は形だけ付いてはいるけれど、パートさんは取れると思わないで。無いと思ってください。」と。
おまけに、「休まれると、月々の看護師の配置基準が不足するので、別の日に振り替え出勤してください。」と、休んだ分だけ他の日に勤務が入れられます。しかし、正規雇用の人が休んだ時には有休をあてるので、そこの足りない分はどうするかというと、パート勤務者に「あと何日出勤できないか」と打診がきます。
「今日は外の人ばっかりだね。」と、正規雇用者のことは中の人、パート勤務者は外の人。と呼びます。師長すらそう呼びました。パートにばかり入浴介助や、シーツ交換などの勤務をつけます。
あまりに何回も続けてつくので、そのことを伝えたパート看護師のことを「パートのくせに、風呂ぐらいすればいいのにね~。他に何もすることないでしょ」と言って笑っているのを聞いて、有給ももらえないし、毎日ただただ忙しい、正規雇用者の穴埋めまでしているのにこういう事を言われるくらいならもう辞めようと思いました。
職場によっては長く居座った正規社員がルールを作る!嫌なら転職を!
そもそも、特に雇用契約書も交わしていなかったので、就業規則には書かれていましたが、当日付の退職届を持って行きました。
何で辞めたいのか聞かれましたが、有休がとれないのは納得がいかない。という一言でそれ以上は言われませんでした。
その後、次々と仕事をよくするパート看護師が退職し、仕事ができないパート看護師と年齢の高いパート看護師しか残っていないそうです。