大学を卒業して就職を目前とした秋でした。生まれてから1度も実家を出ることがなかった私は危機感を持っていました。
このままこの田舎町にいていいのか、別に両親と不仲ではありませんが若い女ということ、昔から母親が過干渉であったこともありこのタイミングで上京を決意しました。
スマホを駆使して候補地を上げました。それほど貯金があったわけではありませんので家賃はその街にしては相場からだいぶ安かったです。築年数が30年以上でしたがリノベーションされたお部屋は綺麗でその後も、住む分には全く問題はありませんでした。
家財の購入が最低限、冷蔵庫とちゃぶ台程度だったと思います。洗濯機や電子レンジは中古品ですが美品だったこともあり問題はありませんでした。引っ越し前は非常に荒れていた母でした。
ことあるごとにこっちからでも通えるじゃない、その家は方位が悪い、今は引っ越すべきじゃない等など…。でも「私はこの田舎から出ていくんだ!!」という意思を固めてそんな親の反対を拒否!!引っ越し準備から家財の運搬まで家族を頼ることは一切しないことで反対の声を受け付けなくしたのです。
大変な部分もあるが上京して良かった
努力のかいもあってか状況してからの生活はとても楽しいものでした。唯一困ったことといえば、風邪をひいたとき食料が無くなることでしょうか。
しかし、私が風邪をひいて寝込んだときは近くに住んでいた職場の友人に食料を買ってきてもらいました。見知らぬ土地なので病院の場所もすぐに思いつきません。そんな時のためにも日ごろから徒歩で行ける範囲の病院やコンビニの情報はあらかじめ収集しておく必要があるなと実感しました。
引っ越しのときはかなり揉めましたが、かれこれ3年。どれだけ考えてもあの時上京してきてよかったと思います。