「労働力を買ったつもりが実際に来たのは「人」だった」という、ある経営者が残した言葉がありました。確かに「人」は事業を円滑に進め、生産活動の「労働力」になります。その代わりに経営者は労働力となる「人」に対して給与を支払い、「人」の人生や家族を支え、健康やケガのリスクまで保障する必要があることを考えると経営者は大変だな~と思います。

 

働き方は日に進化しているよ

最近は、「労働者(人)」の権利がクローズアップされるようになりました。以前は「24時間働くかっこいいビジネスマン」と言われた社風は「オーバーワークを強要するブラック企業」とたたかれ、ある意味「日本社会らしい」と世間に浸透していた「縦割り社会」の風潮は今では「パワーハラスメント、セクシャルハラスメント」として罪にも問われるキビシー時代になりましたよね。

 

経営者の味方になった派遣会社の存在

経営者にとっては、「人」を雇用することに一層慎重でなければならない状況。そこで手軽にかつピンポイントで業務推進に必要なスキルをもった「労働力」が買うことができる、また「人」への保障をすべて代行してくれる派遣会社のサービスは、経営者にとってとってもありがたいサービスだったんですね。

 

活用できる非正規雇用のメリット

一方、労働者は「派遣社員」という将棋の駒と化し、「非正規雇用者」として「終身雇用」や「安定」を失ったことが問題としてよく取り上げられていますが、代わりに組織のしがらみから解放され「自由」や「時間」を手にした働き方ができるようになった、とも言えますよね。派遣会社を利用するメリットの一つは、なんといっても職種の豊富さ。

「労働力」のみを買いたいと考えるたくさんの企業からの、さまざまな人材要請に応えようと、派遣会社も必死です。その分野で明らかにスキル不足でも、担当者が企業にかけあってくれることもあります。「働き方改革」がブームな今でこそ、「将棋の駒」という立場を利用しましょう。派遣会社に自分が希望する職種や仕事のスタイル、給与など会社に属していた時には到底言えなかったことを堂々と要求してみるのも手かもしれません。

 

 

 

 

非正規から正社員になれる可能性も

派遣の募集形態も変わってきています。「紹介予定派遣」など一定期間の勤務後に正社員登用が前提になっている募集も多くあります。これから、人材を確保することがもっと難しくなることを考えると、企業側も育てられる人材を今のうちにゲットしたいのが本音。

いきなり正社員だとプレッシャーが大きい・・・という方にとっては徐々にステップアップできる環境があることは、ありがたいですね。

 

非正規雇用だからこそ自分に向き合えるかも

期間限定の仕事であれば、今まで経験のない職種に挑戦してみるのもお勧めです。意外な能力に気づくことができれば自信になり、新たな分野にチャレンジするモチベーションアップにつながります!自分にぴったりな職場で長く勤めたい方は、時間をかけて探し続け、その過程で自分のスキルアップや成長を実感できるときが来るのを待ってみましょう。

 

最大限派遣会社を活用しよう!

まずは派遣会社の紹介担当者を信頼し、何でも相談してみましょう。相手も同じ人間。「頼られている」と感じれば、パートナーとしてきっと大きな力になってくれるはずです。もしかしたら紹介担当者のお得意様を紹介でお宝求人に巡り合えるかもしれませんよ!

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