転職をしてキャリアアップしてきた私に、どうしても捨てきれない「夢」がありました。「田舎で農家をしたい」せっかく正規職員になれたのに、その職を捨て、私は今、農家の夢を実現しています。

移住をしたのは3年前。それ以降叫ばれ始めた「地方創生」。そのまっただ中にいて、思うこと。「田舎暮らしって、いいよ」そんな、移住のメリットを中心として、お話をしていこうと思います。

田舎に移住して働き方を見直した

限界地域が多くなりました。移住の話題が多くなると共に、大きな都市でも移住希望者に対する相談会を多く開催しています。来場者もかなり多く、「ひとつの企業で勤めあげる」「安定性を優先する」というこれまでの働き方が、大きく変化しているなと感じます。

移住には3つのパターンがあります。
Iターン、Uターン、Jターン。
Iターンは 縁もゆかりもない地へ移住すること。
Uターンは、仕事などで一度県外へ出て故郷へ戻ってきた人。
Jターンは、一度県外へ出て実家の近くに戻ってきた人。

今、求められているのは、Iターンです。

田舎への移住のメリット

震災が日本を相次いで襲い、たくさんの人に「幸せとは」「仕事とは」「家族とは」とさまざまな疑問を投げかけました。そんな中で変わってきた、価値観・働き方の概念。

 

自然あふれる環境で子供を育て、きれいな空気と、新鮮な野菜がたべられる。

そして、組織で働くような人と人とのトラブルが少なく、ストレスが少ない。

家族揃っての団欒、寒かったら薪ストーブで暖をとる。

新しい映画はなかなか見られないけれど、プロジェクターの大スクリーンで家族で映画を見る。お菓子やジュースをたくさん用意して。大音量でも平気です。話ながらもOKです。だって家の映画館ですから。田舎だからできること。家族の時間がドンと増えます。

 

ITインフラが整い、ある程度の交通の便があれば、そこは楽園です。古民家に住むもよし、農家になるもよし。そこに「やりたい」という意思さえあれば、何でもできます。フリーランスでしばらく生活をつなぐこともできます。

たとえば、サラリーマンをやめ、知識ゼロから農業の研修を受けて農家になる。安定した収入が得られるようになるには3~5年はかかるものです。その間、フリーランスで仕事を受けるというのも、一つの手段です。

「農家」というのは資金がいるのは確かですが、本気でやりたい人にとって夢ではなくなりました。大きな変化ですよね

 

移住してもサラリーマンを続けることも出来ます。

場所によっては、1時間の車通勤で都市部にだって出られちゃいます。お給料は下がりますが、それ以上のものが得られます。何が自分にとって大切か、優先順位が高いのか、いちど整理してみるのもいいですね。

移住先でどんな支援があるのか

今、どこの自治体も「移住者」への支援が手厚くなっています。多くの自治体で地方創生プロジェクトという移住を希望する人トータルサポートをする、相談役がいます。そのほか、
・田舎暮らし体験ツアー・・・地域の良さや地域住民との交流地元の人との交流が体験できるお手軽なツアーです。
・田舎暮らし体験プログラム

農山村ならではの体験をしながら、地域に特色あるプログラムを容易しています。農業体験や地引網など地域色豊かで

・民泊

田舎暮らしの体験ができます。地域の人たちとの交流の中で、いいところの発見や「ここでやっていけるのか」や、ネットの情報だけでは得られない気候・風土・慣習などをしることができます。

・おためし住宅

実際に「田舎暮らし」が体験できます。滞在期間は数日~1年など自治体により異なります。身一つで住めるよう、家具が揃っているところが多く、光熱水量、Wi-Fiも含まれているところが多いです。どっしりと腰をすえて、「しごと」や「住まい」を見つけるには大変便利です。

 

自治体からも色々な情報を提供しています。就農支援・空き家情報/補助・子育て支援・起業家支援などさまざまな支援があります。自治体によってかなり違いがありますので、ぜひ、地方創生プロジェクトで探してみてください。


まとめ

移住・・・大げさですね。「ちょっと遠くへお引越し」そんな感じでとらえてみたらどうでしょうか?住むところが変われば、色々な慣習も変わる。そんな変化を楽しむのが、「移住ライフ」。そこで、好きなことができるための支援は思った以上に用意されています。

そして、何よりも家族との時間が増える。何よりも幸せに思います。「幸せ探し」そんな考えでもいいと思います。自分の幸せ、家族の幸せ、そして移住。一度考えてみませんか?

 

ライターmayu

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