信用金庫の営業の仕事をしていました。毎月毎月の各種ノルマが結構きつかったです。カードローン、共済、預金、融資、住宅ローン、などなど。年金、水道引き落としや意味の分からない旅行の勧誘まで。とにかく、本部からおりてきたノルマを問答無用でこなさないといけない仕事をしていました。
また、支店長のパワハラ的な説教が毎日二時間ぐらい、朝は労働時間の全員1時間以上前に出勤して準備が当たり前、残業は2時間半が当たり前で全員一緒に帰るという生活でした。もちろんサービス残業です。これでも、まだましな方で他の支店であれば、ちょっとしたノルマが遅れている程度で退職届を預かる支店長であったり、夜19時ぐらいから個人向けの預金を預かってくるまで帰ってくるなという支店長であったり。
とにかく中央集権な社風で、理事長がいったことは無茶なことや理不尽なことでもすべてこなす、白でも黒が正しい、それを役員がハイハイといって、無条件で各支店長にノルマ分割、それを現場の営業が走りまわってこなすという世界でした。
支店長は自分の身を守るために現場の営業をあの手この手でつめてやらせるということをつづけていました。毎日毎日追いつめられてくなかで、自分でだんだん腹がたってきて、一度黙らせるぐらい成績を上げてやろうと考えました。それから時間内をきっちり回って、それでもパワハラ的説教と本部から次々来るノルマをこなしながら、必死で成績を上げるようにしました。その期の結果は、全支店でもトップクラスの営業成績が叩き出せました。ここまでは良かったのですが、そこで次きたのはその成績をもとにしたさらに過酷なノルマが待っていました。さらにつめがきつくなったのはいうまでもありません。
マジでブラック企業で本気出して結果を出しても意味ない!
結果、そこからも精いっぱいがんばりましたが、うつ病になってしまいました。どう頑張ろうと力尽きてしまって気分も憂鬱な状態が続きます。パワハラ的支店長からサンドバック状態で、ミスばかりするように。そして転勤。とばされったと思います。
普通の職員はしない書類整理みたいな事もやらされたりすることもあり、結局仕事を辞めました。やっぱりブラックなところでは自分の身を守るのが第一です。自分の限界を試すような事はしてはいけません。ブラック企業で生き残るには無理せず、頑張っているふりをしてそこそこの成績を維持しつつ自分を守る事、これを一番に考えないといけません。うつ病になってしまうと、ブラック企業では休養する余裕がなくてそのまま追いつめられるだけになります。気をつけましょう。
[st-card id=417] [st-card id=415]