30代主婦です。20代の頃、正社員ではなく派遣や非正規雇用で働いていました。長く続けていると、非正規雇用といえど正社員の方から、「それ非正規雇用の自分がやっても大丈夫?」と内心不安になるような、最終確認的な業務を任されることも増えました。
勿論任された以上、責任をもって業務にあたりますが、いくら人員不足とはいえ、最終確認は社員さんにして頂かないと、責任の所在が自分ということになるのでは…と思っていた矢先、やはり取引先の課長さんなどから、社全体の仕事の在り方としてお叱りを受けることがありました。
その時社員さんの非正規雇用者への説明は、「これから十分に気を付けて」というもので、業務の在り方自体を疑問視するものではありませんでした。
正社員さんがそこの業務に回れないのは、非正規雇用者が多く正社員さんを回せないからですが、変わらぬ業務の在り方に、さらに疑問がつのるし、取引先からも何度もお叱りを受け、直接改善を求められるのは、正社員さんたちではなく、取引先から見ると誰が正社員で非正規でなど関係ないのであろうこともあり、非正規の私達でした。
業務の改善をしようにも、私達にはその権限がないので、ひたすら「気を付けて行う」という同じ対策しかとれず、しかし一日に数百件もある入力作業の、誤字や入力情報間違いを、一件もなくすることは、同じチェック体制では難しかったです。
正社員の方々も悪気はないし、さらに上の方々に問題があるのでしょうが、非正規雇用で責任重大なポジションを任され、さらに失敗して他社から叱られても、正社員の方々は「ま、非正規の人たちがしたことだし」と、改善する気や、意に介さない様子も悲しく、だれに責任があるのかお互いによくわからないまま仕事をするのはストレスでした。
その後
結果、最終チェック段階が自分達のみというのは、間違いをなくしていくうえで不安があるというのを、正社員の方に相談しました。正社員の方の返答は、「人間のすることだから、エラーは何件か起きてしまうことだから、他社に指摘されてもそこまで気にしなくていい。よくお叱りになる方も、そういう方だととらえたらいい」といったことでした。
納得はいかなかったですが、正社員の方の本音を聞くことができ、エラーや叱責を気にしすぎてストレスをためず、肩の力を抜いて業務にあたるようになりました。