フルタイムの非正規雇用として、大手の損保会社で採用されました。非正規雇用ということで、正社員の人たちよりも給料は安い契約でしたが、その分仕事内容も簡単なものですと面接で説明され、納得した上で入社しました。
入社時は大学を卒業したばかりだったので、同い年の新入社員たちと同じ研修に参加してみてはと言われました。仕事の理解が深まるならと思い参加したのですが、説明される内容が正社員用のもので、私には関係のない産休育休の制度の説明や、今後のキャリアビジョンを立ててみましょうといった企画がなされており、なんだか悲しい気持ちになりました。
また、職場では一番若かったこともあり、たくさんの雑用係りを任されました。他の部署では、正社員の若手がしている内容でした。会議などで私が提案した時も、「でも正規じゃない人の意見はねぇ…」と女性社員に言われてしまったこともありました。
非正規雇用の人は基本的に残業が認められておらず、正社員の方々が残業している中、絶対に定時で帰らなければなりませんでした。残業がないならいいのではと感じられるかもしれませんが、仕事量は他の正社員の方と同じなので、お昼休みを削って仕事をこなすことになったり、みんなが雑談している時にも必死に作業をすることになりました。
時にはタイムカードをつけないで作業をするように言われたりもしました。こんなに必死に働いても、非正規雇用というだけで給料は基本給しか支給されず、どれだけ長い間働き続けても、昇給などの制度は用意されていませんでした。
産休育休の制度も正社員のみだけの適用になるので、いつか子供ができるまでの付き合いだねと度々上司から言われていました。
新卒で派遣で入るのはよく考えて!
将来性もなく、キャリアを積むこともできないことに不安を感じたので、しばらくの転職活動期間を経て、正社員へと転職することにしました。
年齢が若い方は、まだまだ正社員での採用を獲得できると思うので、ぜひ転職活動に挑戦してみてほしいです。