もう大分昔の話になるが、ちょっとしたお金欲しさに日雇い派遣でイベント系バイトに登録したところ、ほとんど研修もなしに競技場などの最前線に投入された。
イベント係という名目ではあるが、実際的には人などの誘導や立哨といったほとんど警備員に近い内容の仕事も多く、また一分を争うメディアなどの関係者やエキサイトする客が多い現場だったので、相手からの暴言や同僚が絡まれるのを目撃するといったトラブルも多かった。
スポーツが好きだったので全体としてはそれほど悪い職場でもなかったが、やはりトラブル対処のためにはもっとしっかりした研修なりのシステムがなければいけないと思う。
大きなイベントの日雇いバイトはハードな仕事がたくさんあるよ!
もう大分昔の話になりますが、当時、学生だった私は、空いた時間に飲み代や遊びに行くお金を稼ごうと、イベント系の日雇いアルバイトに登録しました。
競技場などで運営のお手伝いをする感じの仕事ということで、見回りやゴミの片付けなどもあるということでしたが、特に研修のようなものはなく、即現地集合で仕事をする形になりました。
スポーツ観戦が好きな私にとって全体的に嫌な職場ではありませんでしたが、ただ、一分一秒を争うメディア関係者の方から、直接の覚えはないのにかなりきつくクレームを付けられたり、試合が始まって立哨(立ったままで警備)しているとエキサイトしている観客に、すぐ隣の持ち場にいる同僚がひどく絡まれるなど、かなりキツい目に遭ったのもまた事実です。
また、土砂降りの中入ってくる車の誘導を任されたこともありました。結論から言うと、確かに「イベント関係」ではあるのですが、やっている仕事の何割かは警備員の仕事かなり近いものがあったのですが、名目的な職域の関係上、ほとんど職務に関する研修を受けないままで競技場という、エキサイトした人が大勢集まる「最前線」に投入される形になったわけです。
仕事に入る上で必要最低限の知識もないわけですから、当然業務の質は下がりますし、また、私のような境遇の人も少なくなかっただろうことを考えると、現場は相当厳しい状態にあったとも思われます。私が現場に入った中でも、何度かはテレビが入るような規模の試合だった記憶がありますが、当時の現場ではこうした現実もあったわけです。
イベント関係の日雇いバイトは研修がないことは覚悟しておこう!
やはり、「備えあれば憂いなし」という言葉に尽きるのではと思います。名目上の職域はともかく、色々なトラブルが予想される場所の「警備」などの任務に人を送ろうとしているのですから、法律で定められているかどうかを問わず、必要十分と思えるだけの研修をするべきです。
場合によってはその段階で人をより分けて、適切な現場に派遣するといった「当たり前」を行っていけば、かつての私がそうだったように、誘導担当が初歩的な身振りも理解できなくてまごつくといったことは少なくなるでしょう。