まず、高卒フリーターだった私の体験からお話します。私は元々、普通に大学へ進学してそれなりの会社に入って普通に働くー。というなんなくの目標を持っていました。しかし高校3年生のとき、家庭の事情で大学進学を諦めざるを得ない状況になりました。
当時は受験戦争真っ只中。就職組や推薦組は内定を貰って残りの高校生活を楽しんでいる時期でした。その矢先に、突然家庭の事情で進学を諦めなければいけない状況になったのですから、私は進むべき道を見失いました。
「普通に進学して、普通に就職する」という計画が乱れたのですから、それはもう精神的なダメージは大きかったです。しかし、「普通に進学」することは出来ずとも、別の経路で「普通に就職」は出来ると考えて、人生の計画を練り直しました。
就職活動にもお金がかかるという現実
「まず地元でフリーターをしてお金を貯める!そして上京して思い描いていた自分になる」ということ。そうと決めてからはがむしゃらにバイトを頑張りました。【上京して就職という目標について】就職するなら地元でもいいじゃん!大抵の方はそう思うかもしれません。
しかし私の地元と言ったらそれはそれはド田舎で、働き口は工場かスーパーの正社員がせいぜいなところてした。私の目標は、よくドラマとかで見るキャリアウーマン。そんな自分になるには正直田舎じゃ難しいです。なので私は、地元を離れ上京して理想の自分になる決意をしました。
田舎者が上京するためにいくらかかるか?
理想像に近づくための第一関門とも言えるのが「貯金」でした。引っ越し代・家具家電代・マンションの初期費用・当面働き口が見つからなくても食べていけるお金・・・諸々考えるとかなりのお金がいります。
引っ越し代...私は結果的に持っていくものは殆どなかったので0円でしたが、都内近郊からだと安く見積もって3万円が妥当です。
家具家電...ベッド3万、冷蔵庫3万、洗濯機2万、テレビ5万と、これ以外にミニテーブルや椅子など細かな家具等を合わせるとざっと20万は必要です。
マンションの初期費用...私の場合、前家賃4万、仲介手数料4万、敷金礼金8万と、合計16万円かかりました。当面食べていけるお金...就職活動を1ヶ月→働いてから最初のお給料日まで1ヶ月と考えると、一般的な手取りの収入20万円×2ヵ月で合計40万円あればそれなりに暮らせます。
以上ですが、これだけで70~80万円は必要です。私の場合、すぐ上京したかったので70万円貯めました。その貯金をするためのアルバイト期間は約10ヵ月。月10万円くらいの収入でしたが、自分で使うお金もあるので月7万円ずつ貯金しました。
実家暮らしだったのと、その間は家にいれるお金はナシ。進学させてあげられなかったから...という、親の優しさだったのでしょう。実家にいる間は甘えさせてもらいました。
バイトしながら資格取得
資格は、どこで働いても活かせるパソコンの資格を取ることに決めました。Excel、Wordはオフィス系のお仕事でもサービス業でも活かせると思ったので、本屋でテキストを買って勉強し、受検は会場となるパソコン教室で行いました。ExcelもWordも2級以上あれば普通より上、と携帯で調べた記事に載っていた為、私はどちらも2級を取得しました。
ちなみにパソコン系の資格ならテキスト代と受験料で2万円もあれば足ります。
上京してから仕事を見つけるまで
上京後すぐにとった行動は、携帯で求人サイトを見ること。もちろん、正社員で働ける企業を最優先で探しました。しかし、当時まだ18歳で、正社員としての職歴もない私は全て書類選考落ち。考えが甘かったです。そこで私は派遣会社に登録することを決めました。
派遣社員としてなら、年齢も経験も問わないところが多いし、何より経験が積めると思ったのです。コーディネーターさんに相談したところ、携帯ショップの窓口業務を紹介頂き、まずは「事務作業」「接客」の経験を積むことに決めました。
携帯ショップは高卒の派遣社員さんも数多く在籍していたので心強かったですし、何より接客も事務関係も学べました。得意のExcelを使って、顧客向けのPOPを作ったりした事で評価も得られました。私は正社員として働きたかったので1年半程で携帯ショップを退職してしまいましたが、この短期間で相当なスキルを得られたと実感しています。
スキルを活かして正社員へ
携帯ショップで培った1年半の経験にだいぶ自信がついた私は、次こそは正社員で働くことを志しました。「携帯ショップの経験を活かせる職は何か?」を考えた時に真っ先に思ったのが営業職でしたので、早速求人サイトを血眼になって検索!当時見ていた求人サイトは、リクルートやインテリジェンスの有名なサイトでした。
理想とする年収などを想定しつつ探して、応募したのが5社。そこから内定を貰ったのが3社でした。その中から私が選んだのが今の会社です。ベンチャー企業なので、社長が面接官として1対1でお話する面接でした。社長の語るビジョンがキラキラして見え、業績も好調だったので、ステップアップもできると考えた私は「ここで働きたい!」という意欲に変わりました。
今でしたら地方からの上京など東京で新生活を始める方に、住まいと仕事を同時に提供する【TokyoDive(トーキョーダイブ)】が求職や住居探しの手伝いをしてもらえるので、東京での新生活をスムーズに始められます。 東京に憧れがあるがその一歩を踏み出せない方にも万全のサポートしてもらえ、何かとお金がかかる東京の生活で、30-60万円程度の初期費用を抑えることができます。
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