最近になって、よく聞く「第二新卒」というフレーズですが、いったい何なの? って思ったことはありませんか?

また、その「第二新卒」が、現在、歓迎されているということもご存知でしょうか。

 

今回は、「第二新卒」の意味と適応範囲などについて調べてみました。

 

そもそも「新卒」ってなに?どこまでが適応は範囲なの?

本題に入る前に、「新卒」という言葉すらわからないという人もいるかもしれませんので、ここで説明させてください。

 

そもそも「新卒」というのは「新規卒業」という言葉を省略したもので、『その年に学校を卒業した人、もしくは卒業の予定がある人』のことをいいます。

 

反対に『すでに大学などの学校を卒業した人』のことは「既卒」といいます。

なお、一般的には、すでに大学などの学校を卒業した人で、一度も会社に勤めたことのない人という意味で捉えられていることが多いようです。

 

……となると、ますます「第二新卒」がどういう意味なのか、まったく分からなくなってきますよね。

 

第二新卒の意味とは?

 

ウィキペディアによると

第二新卒(だいにしんそつ)とは、学校等を卒業して一旦就職したが、短期間(主に1年未満~3年)のうちに転職を志す者のこと。「第二新卒者」とも称す。

(出典元:ウィキペディアhttps://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%AC%AC%E4%BA%8C%E6%96%B0%E5%8D%92)

 

とありますが、実は、企業によってその定義はさまざまのようです。

 

結論から言ってしまうと『第二新卒』とは、一般的には「20代前半の若者を積極的に採用したい会社が使うフレーズ」、とされています。

 

なので、25歳未満であれば、『第二新卒』に当てはまると考えて良いようです。

しかし、ところによっては25歳前後、と定義していることもあるので、必ずしも「25歳未満」でなければいけないこともない場合があります。

 

そして、よくよく調べてみると、どうやら年齢で『第二新卒』を定義しているわけではないようで、あくまでも今までの職業経歴をもとに判断するとのこと。

 

えっ、年齢じゃないの? と思いますよね。

自分自身が「第二新卒」かどうか、判断に迷ってしまう人が出てくるのもうなずける気がします。

 

こんな人も第二新卒なの?

一般的には、大学を卒業すると、だいたい22歳くらいになりますよね。

それから就職して、3年未満でなんらかの理由で辞めたとなると25歳前後になります。

 

こういった状況が一般的なので、『第二新卒』は「20代前半の若者を積極的に採用したい会社が使うフレーズ」とされているのではないでしょうか。

 

しかし、なかには大学院に進む人だっているし、留学が理由で就職活動が遅れる人もいるかもしれません。

高校をすぐに卒業後、就職して2年ほど仕事をしたけれど、何らかの理由で転職を希望する人もいるでしょう。

 

そうなってくると、みんな年齢はバラバラです。

 

企業によって定義は異なると言いましたが、ウィキペディアにもあった通り、「学校などの教育機関を卒業後、いったん就職したが、1年未満から3年のうちに転職活動をする人」のことを『第二新卒』と呼んでいいようです。

 

例えば、こんなケースも『第二新卒』

  • 大学院を卒業後、3年くらい働いていて、現在は27歳。
  • 高校を卒業してすぐに就職し、2年ほど働いて、現在は20歳。
  • 大学を卒業して、3年未満のうちに2、3回転職して働いたが、また転職を希望している。
  • 教育機関を卒業後、就職したが1年以内に離職した。

 

どれも「学校などの教育機関を卒業後、いったん就職したが、1年未満から3年のうちに転職活動をする人」に当てはまります。

 

まとめ

いかがでしたでしょうか。

 

現在も、企業は若者を採用して育成していきたいと考えている傾向が強いようです。

しかし、今の時代、新卒で就職しても毎年30パーセントの人が離職すると言われています。

 

その穴を補充するために、またその採用の枠を広げるため「新卒」ばかり採るのではなく、25歳前後の若者を採るようになってきたようです。

 

そういったことが後押しして『第二新卒』という言葉が生まれたのかもしれませんね。

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