正社員と違い派遣社員はその企業の労務管理から一方外れた場所にいます。その為か、超過労働も勤務管理の上で見落とされがちなのか、はたまた見て見ぬふりなのか、社員では問題になるほどの長時間勤務もスルーされていました。
実際、同じような状況になった社員は、2、3ヶ月超過労働になたった時点で全社的に勤務状況改善通達なるものが布告され、36協定の遵守徹底の活動が始まっています。
やってる業務内容は変わらないのに、派遣社員は潰れても構わないのか!?
派遣社員には36協定は適応されない !?社員との対応の違いとは?
派遣社員ながら社員をまとめ指示を出すチームリーダーをしながら、自分の業務をこなしていた時期、残業時間の月平均は80時間。
朝定時に出て夜は2時過ぎ、場合によっては出張のため資料をまとめ始発に間に合うか!何て生活を三年ほど続けていました。土日も場合によっては出勤、出張にいけば9時過ぎに地元に戻り、そこから会社に入り仕事を始め。
とても人間の生活じゃない状況でしたが、会社側は特に何のアクションもなく業務改善してね!ってスタンスでした。自惚れるわけではありませんが人の倍以上の処理スピードで仕事をこなしているにも関わらず、全く追い付かない。どこまでやれば限界だと言っていいのかもわからなくなってきた頃、夜中に一人でボロボロ泣きながら仕事をしていたのを覚えています。
社員もみんな忙しい時期でしたが、ある社員が三ヶ月ほど私と同じぐらいの時間まで残業をするようになりました。お互い大変だなーと思いながらいましたが、ある時マネージャーから残業について部内で話がありました。
曰く、長時間労働で36協定に引っかかると総務から通達があったようです。私はその月の前辺りから体を壊し、二週間ほど休むことになったのですが、復帰後は相変わらずの仕事量。
それでも36協定に違反しないようにと書面上は超過申請し同意の上の仕事をすることになりました。一方社員はというと、超過業務の見直しということでマネージャーが入り改善されていきました。仕事や普段の接し方での差別などはありませんが、倒れてもいいと言わんばかりの扱いに復帰後は腹が立ち、適度に抜くようにしています。
労務管理をやってくれない派遣会社では自己防衛をしっかりしよう!
よく見てくれる上司からは自分からのアピールがたりないと言われました。周囲も私もかなり騒いだつもりでいましたが、上には伝わらなかったようです。
自己防衛が必要だと感じました。特に危険なのは、どこまでやって(何時までやって)終わらなければ、時間が足りない、と言っていいのか判らなくなっていた精神状態ですね。
まだ寝る時間がある、とか言ってどんどん自分を追い込んでいったことで、余計に状況を悪化させたのかもしれません。もっと厳格に、毎月この時間やって終わらないものはキャパオーバーだ、と意識付けることが大切です。