私は結婚する頃から妊娠するまで派遣社員で働いていました。もともと結婚を機に派遣に切り替えた訳ではなく、それまで働いていた正社員での会社での人間関係(セクハラ、パワハラ等)に嫌気がさして、派遣に切り替えたのがそもそもの始まりでした。
私はそれで体調を崩していたので、派遣社員の残業がないことを前提に仕事が選べるところが魅力だと思っていました。そして深い人間関係はなく、ひたすら仕事をすることで評価が得られるところが最大のポイントでした。実際に働いて見ると、きちんと仕事の割り振りがなされていて、また派遣会社が間に入ることで非常にクリアな職場だという風に感じました。
正社員時代に感じた変な馴れ合いがなく、ビジネスの関係性が強く感じられたので、とても良かったです。また派遣社員になってしばらくして結婚したのですが、家庭との両立がしやすかったのも良かったです。正社員時代より若干始業も遅く、終業も早く、また定時で上がることに罪悪感を感じなくても良いところが有り難かったです。
そして夏休みなども家庭の予定なども考慮してくれる職場だったのも良かったです。それから飲み会も強要されず、派遣社員の多い部署の時はランチ会が行われるなど、女性目線に立ってくれることが多かったのも有り難かったです。派遣社員だからと言って、周りの人たちとドライすぎる関係でもなく、仲の良い人とは辞めてからもお付き合いをしたり、職場限りではない関係を築けたのも良かったと思います。
もちろん中にはそういったことが煩わしくて派遣社員になる人もいると思います。その辺りが臨機応変に変わって行くところも派遣社員の良さだと思います。最後に予期しなかったことですが、妊娠してもきちんと正社員と同じように産休、育休が取れたのはびっくりしました。今はそういう時代のようですが、私としては派遣の身分で産休なんて、と思っていたので嬉しかったです。
派遣だから家庭も大事にできた。そんな生活を望むなら派遣の方が良い
家庭と両立しながら働く場合、派遣社員はとても働きやすい環境であると思います。派遣だからと言っていい加減に働くことは許されません。しかし正社員だと家庭を持った時に全う出来ない部分が出て来るのもまた事実です。配偶者の仕事によっては女性が家のことをする負担が大きい場合は大いにあるので、そのような環境の人には良い労働環境だと思います。
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